東京大学医学部附属病院 第16回22世紀医療センターシンポジウム

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東京大学医学部附属病院長ご挨拶

東京大学医学部附属病院
病院長 瀬戸 泰之

 東京大学医学部附属病院には、「臨床医学の発展と医療人の育成に努め、個々の患者に最適な医療を提供する」という理念があり、その実現のために「患者の意思を尊重する医療の実践、安全な医療の提供、先端的医療の開発、優れた医療人の育成」という目標を掲げています。研究面においては、臨床研究中核病院・がんゲノム医療中核拠点病院や橋渡し研究拠点にふさわしい臨床研究を推進し、英知を結集し未来の医療を開発しています。
 平成18年に設立された22世紀医療センターでは、この理念と目標を達成し、新たな医療産業を創造し、優良な医療やヘルスケアサービスを提供できる産学連携モデルを実現すべく、現在、10の寄付講座、3の社会連携講座、3つのプロジェクトが日々研究に邁進しております。
 新型コロナウイルス感染対策のため、今年はWebでの開催となりますが、 22世紀医療センター内に所属する講座等がシンポジウムを通じて、学内外の研究者との連携を深め、その多彩な取り組みを広く社会にアピールし、その成果を還元することで、各分野での研究開発の一助となるとともに、研究成果を通じて社会に貢献できることを期待し、開催の挨拶とさせて頂きます。

22世紀医療センター長ご挨拶

22世紀医療センター 
センター長 大須賀 穣

 22世紀医療センターは、東京大学医学部附属病院をフィールドとした新たな臨床医学または医療関連サービスの研究と開発を行うことを目的に、平成14年に設置が計画されました。現在10の寄付講座と、3つの社会連携講座、3つのプロジェクトから構成されています。
 産学連携の拠点としてスタートした22世紀医療センターですが、臨床研究中核病院・がんゲノム医療中核拠点病院や橋渡し研究拠点としての当院において、その機能の一部を担うための非常に重要な組織として位置づけられています。活動開始から17年目を迎え、長期間にわたる観察研究の継続や詳細なデータの蓄積をもとに構築されたデータベースとAIの融合でユニークな研究を展開しています。
 当センターの活動は多岐にわたり、新たな診断法や治療法の開発、治療法の普及・検証、予防医学、医療政策、医療機器・設備などの分野での、実際の臨床やサービスを通じて提供されるものも含まれています。既存の講座だけでは対応できない新しい分野への挑戦的な研究テーマへの精力的な取り組みが特徴です。
 私共のセンターにおける未来の医療に向けた取り組みや活動状況を情報発信する場として貴重なシンポジウムですが、今年度はコロナウイルス感染対策のためWeb上での開催とさせて頂きます。22世紀医療センター発の研究成果が、新たな医療産業や研究領域の創造として展開し、社会に貢献できるよう尽力して参る所存ですので、何卒、ご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。