2022年度第18回22世紀医療センターシンポジウム

東京大学医学部附属病院長ご挨拶

東京大学医学部附属病院
病院長 瀬戸 泰之

第18回東京大学医学部附属病院22世紀医療センターシンポジウムへのご参加、誠にありがとうございます。
東京大学医学部附属病院では、臨床研究中核病院・がんゲノム医療中核拠点病院や橋渡し研究拠点にふさわしい臨床研究を推進し、英知を結集し未来の医療の開発を目指しています。22世紀医療センターは、医学・医療研究のなかでも実用化や社会還元に近い研究を推進するために、寄付講座、社会連携講座、外部資金による大型プロジェクトなどの力を活用し、東大病院をフィールドとした新たな臨床医学、医学関連サービスの研究開発の拠点を形成することを目的に2004年に設立されました。2002年の構想からすでに20年を経て、解決すべき研究課題の変化に合わせて所属する講座も入れ替わりましたが、現在9つの寄付講座,5つの社会連携講座,3つのプロジェクトが所属し、既存の診療科や講座だけでは対応が困難な課題の解決に取り組んでいます。
新型コロナウイルス感染対策のため、Webでの開催が続いていますが、 22世紀医療センター内に所属する講座等がシンポジウムを通じて、学内外の研究者との連携を深め、その多彩な取り組みを広く社会にアピールし、その成果を還元することで、各分野での研究開発の一助となるとともに、研究成果を通じて社会に貢献できることを期待し、開催の挨拶とさせて頂きます。

22世紀医療センター長ご挨拶

22世紀医療センター 
センター長 大須賀 穣

 

第18回東京大学医学部附属病院22世紀医療センターシンポジウムにご参加いただきまして、心より御礼申し上げます。
東大病院に22世紀医療センターを設立するという構想は2002年8月から検討が開始されました。寄付講座・社会連携講座を設置して、アカデミアに産学連携の拠点を形成することで、新しい医学研究、医療産業の創生を目指すことを目的としています。2004年に設立された当センターも、9の寄付講座、5つの社会連携講座、3つのプロジェクトで構成される一大研究拠点に成長しました。このような施設・プロジェクトは、設立から10年が一区切りと考えられていますが、22世紀医療センターは構想から20年を経てもなお、新たな研究開発の課題に取り組んでいます。研究内容は絶えずアップデートされ、最先端の医学研究、診療、予防医学、データサイエンス、社会医学や教育まで多岐にわたります。
今回、「未来の医療を創造する〜22世紀医療センターの新たな挑戦〜」をテーマとして、センタ—に所属する組織の1年間の活動、研究の成果を発表し産学連携や多様な共同研究を推進することを目的にシンポジウムを開催いたします。Web形式での開催となりましたが、Q&Aなどを活用し、シンポジウムに参加してくださった皆様との交流で、新たな産学連携や共同研究の枠組みが生まれることを期待しています。
今後も、当センターの活動に関して、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。